まほろの声を探して~声をめぐる浜田真実の思いのたけ~

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呼吸は赤ちゃんに学べ

呼吸は赤ちゃんに学べ

赤ちゃんは、お母さんを呼ぶために四六時中泣いています。
泣くことしか表現方法がないので仕方がないとしても、もう朝から晩ま
で、酷い時には20分~30分も泣き止まない時があります。

さてみなさま、これだけ泣き続けると赤ちゃんは咽喉を痛めてしまいま
すよね。ほとんどの赤ちゃんは、泣き過ぎて声をからしているのでしょ
うか?

いえいえ!不思議なことに、赤ちゃんの声ガレはほとんどないのです。

風邪などの病気の場合は別ですが、赤ちゃんは声をからさない理想的な
身体の使い方をしているのです。

まず呼吸についてですが、前回お話した腹式呼吸は寝ている赤ちゃんを
観察しているとよくわかります。

胸よりも、お腹がゆっくりと大きく動いて呼吸をしています。

(実は、大人も寝ている時はそうなのですが、この頃はストレスを溜め
込んでいる人が多いためか、胸だけで必死に呼吸しながら寝ていたり
睡眠時無呼吸症で苦しんでいる人も多くなっています。私もかつては
そうでした)

赤ちゃんの小さな肺で呼吸をして生命を維持させるためには、何よりも
効率良く呼吸をしなければなりません。

そのためには、肺だけを使っていたのではとても賄いきれないので、腹
筋や背筋をはじめ手や足なども使って、呼吸を全身でサポートさせま
す。

このスタイルは咽喉や声帯にも負担が少なく、効率の良い呼吸が出来ま
す。しかも自然で無理がありません。

赤ちゃんの泣き声ってびっくりするぐらい大きいでしょう。

あれは、全身を使って声を出しているからなんです。その上、声帯を傷
付けるような負荷もかからないから声がれもないんです。

私たちはみんな赤ちゃんでした。

どんなオッサンだって(失礼!)赤ちゃんの時はあったわけですから、
誰でも、全身を使って効率良く呼吸も出来るし、お腹にズンと響くよう
な、しっかりした深い声だって出せるのです。

それなのに私たちは…。
大人になるまでに、何だかいろんなことを抱え込んでしまいました。
精神的にも肉体的にも、たくさんの傷や痛みでいっぱい。

それがいつのまにか、身体や心を不自然な形で固めてしまう結果になっ
てしまいました。

そして今、そのツケが子供たちにも影響を及ぼしているのです。

(2004年7月28日発行・第3号)

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