まほろの声を探して~声をめぐる浜田真実の思いのたけ~

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肺と横隔膜について

肺と横隔膜について

肺は思った以上に小さく、身体の高い位置についていましたね。
人間が呼吸をすると、この肺の中にだけ息が入ります。

ヴォイストレーニングを受けている方たちは経験があるかもしれません
が、時々「お腹に息を溜めて」とか「お腹で息をして」などと指導され
る場合がありますね。

すると、その言葉を真っ直ぐに受け取って、胃や腸が空気を取り入れて
いると思い込んでしまう人もいます。

そんな人はいないって?
す、すみません。私がそうでした。(*^o^*)

もう一度、身体の構造に意識を向けると、私たちが呼吸をしている場所
は、身体の上半身、しかも全身の上3分の1くらいの小さな範囲でしか
ないのです。

それでは、何故ヴォイストレーナーの人たちは、お腹、お腹とお腹ばか
りを責めるのでしょう?

それは、身体が本来持っている呼吸の仕組みにあるのです。

そこで、本日登場するゲストは「横隔膜」です。

この横隔膜も誤解され易い存在でして、私はヴォイストレーニングを受
けているとき、この腹と横隔膜には何度泣かされたか解りません。

「横隔膜でしっかり支えて!!」「どこ?なに?オウカクマクって…」

そこで自分なりに考えて、横隔膜は胃かミゾオチあたりにある臓器か、
もしくはマク、胃のまわりにあるピロンとした物体。そう思っていまし
た。(なんじゃ、それは…)

ふたつの肺の間に心臓がありますね。ちょうどそれを底辺から支えるよ
うな形でドーム状の膜が身体を横断しています。膜を挟んで上の階が肺
と心臓グループの住い、その膜の下の階が胃腸や脾臓、腎臓などの臓器
グループの住む階です。

このふたつのグループを分断するように存在する横隔膜(横に隔てる膜
ってそのまんまの漢字ですね)は、お腹や腰に縦についている腹筋や腰
の筋肉とつながっています。

さて、あなたは今、無意識に呼吸をしています。

その時身体の中では、胸をぐるっと覆っている肋骨が拡がり、脊椎がゆ
るみ背中が拡がり、横隔膜がぐっと下に下がります。ドーム型の屋根が
少し浅めに平たくなったような感じです。

すると肺の周りの環境がゆるむ(広くなっている)ので、そこに向かっ
て自然に息が入って来ます。

横隔膜が下に下がっているので、内臓はほんの少し圧迫されたような状
態になりました。外側から見るとお腹が少し出たように見えます。

次に息を吐く時は、横隔膜が上がり、胸が狭まります。すると肺の周り
が狭くなる為に、息は自然に出て行きます。

解りますか?無意識に呼吸を繰り返していても、身体はこれだけ運動し
て呼吸を続けてくれているのです。

これを少し意識化するのです。
「腹式呼吸」という言葉をお聞きになったことはありますか?

これは、横隔膜に繋がっている腹筋や背筋を意識的に使って、呼吸をコ
ントロールする方法です。お腹で支える、お腹で息をするというのは、
この事です。

ヴォイストレーナーが言っているのは、腹筋や背筋やもろもろの筋肉を
駆使して、横隔膜を自力で上げたり下げたりしながら、呼吸を効率良く
使って、歌や表現に生かしてちょうだい!と言う事なのです。

あら、むずかしい!!

いえ、いえ、ちょっとしたコツをつかめば大丈夫です。
だって私たちはかつて、この腹式呼吸を無意識に使っていました。

赤ちゃんは、素晴らしい腹式呼吸のマスターです。

(2004年7月24日発行メルマガ呼吸の奇跡☆声の魔法・第2号)

 

ボイスバランスメイキングのマミィズボイススタイル

 

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