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あなたを輝かせるステキな声の育て方

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声色ききみみずきんkowairo kikimimizukin

はだかん坊の声は、コミュニケーションの達人。 -笑福亭鶴瓶さんの声-

2013年最後の声色ききみみずきんも、読者の方のリクエストに
お応えします。

「師匠の声、渋くて好きなんですよね。 
 解析ヨロシク」

というわけで、
本日は落語家・笑福亭鶴瓶さんの声です。
栗太郎さん、リクエストありがとうございます!

◆◆◆

鶴瓶師匠の人懐っこい笑顔は、人と人との垣根を、瞬時に溶かして
しまいますよね。

現在62歳。

若いころから、タレントとして活躍し、落語を本格的に始めたのが、
50歳からなのだそうです。

低音のしわがれ声。

声を布地に例えるとしたら、師匠の声は木綿(もめん)。

絹とは違って、肌触りのすべすべ感はないのですが、何とも心地良い
肌触りです。

この天然素材の肌触りが、親近感を生み出し、相対する人の心を開き
やすくしているのでしょう。

さらに、師匠の低い音声が、しっかりと会話の底辺を支えてくれるので、
安心感が増します。

それに低音域の人は、会話のリズムも、やや遅め。

高音高速発声の人が多い今、師匠の声は、聴くだけで「ほっ」として、
愛される声なのかもしれません。

◆◆◆

また、話芸のプロの声。
舞台で鍛え上げられた声でもあります。

でも、他の落語家さんと違うところは、受け身の要素も強いんですよね。

声に、隙間が多い。

つまり、舞台から客席に向かって話すだけでなく、コミュニケーションを
し続けて来た人の声だということ。

能動的な受け身」の姿勢を感じるのです。

「低音」 「しわがれ声」 「能動的な受け身」

この3点セットの場合、どんなに強い言葉を発しても、相手からは
けっして嫌われません。


「あの人の言うことだから、仕方ないよね」
と、必ずなります。

安心感があり肌触りの良い声の人は、生理的に心地良いから。

能動的に自分のことを受け入れてくれている人を、人は、嫌うことが
出来ないから。

決して、拒否できないんです。

鶴瓶師匠、コミュニケーションの達人です。

~☆

でも、ただ人を面白がらせ、なごませているだけじゃないと感じるん
ですよね。
かなり凄みのある、ある意味、怖い声でもあります。

実は、師匠の声を聴いている時、唐突に「お線香」のイメージが湧き
ました。

お線香の煙でいぶされた声・・・

あぁ、そうだ!

師匠の声って、お経の上手なお坊さんみたい。

市井の人々の中に飛び込み、誰とでも分け隔てなく親しくなり、
時にははしゃぎ、時には激しくケンカもし、時にはこんこんと諭す。

それは、人との関わりに誠実だからこそ。
真っ直ぐな、裸の心で向き合っているからこそ。
(師匠が時々、裸になってもめるのも、その象徴なのかな)。

なんだか、お坊さんの理想形ですね。

ということは、こちらの心も裸にされます。

そして、逃げ腰やわきまえないで調子に乗っていると、
「喝(かつ)!」を入れられます。

能動的な受け身は、深い情愛があるということであり、深い情愛は、
それだけの厳しさも伴うということなのだと思います。

ずっと以前、赤坂見附の横断歩道で、師匠とすれ違いました。

「あ!鶴瓶だ!」
と叫んだ若い人に向かって、
「なんやねん、呼び捨てか?」

と話しかけ、ニコニコ笑いながら通り過ぎて行きました。

鶴瓶に乾杯!!

あなたも、ききみみを立てて、鶴瓶さんの声をよ~く聴いてみてくださいね。

(2013年12月26日発行メルマガ・呼吸の奇跡☆声の魔法より)
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