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声と呼吸と心と身体*説得力のある声をつくる

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声色ききみみずきんkowairo kikimimizukin

日本を代表する美人女優は、別格の凛とした女性闘士のごとく
 ~吉永小百合さんの声~


吉永小百合さん。
御年71歳。

驚異的に美しい70代。

無理がなく穏やかで自然なたたずまいに、陶然としてしまいます。

以前の私は、吉永さんはかっちりとした「正しい人」という印象があって、
なんとなく敬遠していました。

だってあまりに完璧ですし、「女性とはこうあるべきだ!」という
価値観を、押し付けられるような気がして、無意識に反発していた
のかもしれません。

ところがある日、何気なくテレビをつけたら、若き勝新太郎さん
主演の「座頭市」が放映されていました。

テレビシリーズの、「雪の別れ路」という作品です。
監督は、勝新太郎さん自身。

最初、そこに出演している女優が、誰だかわかりませんでした。
壮絶に色気があって、哀しくて、美しいのです。

張り詰めたような緊張感の中で、男性に裏切られてもがき苦しむ女性を、
文字通り捨て身の芝居で演じていて、思わず惹きこまれてしまいました。

番組情報で確認して、その女優が吉永さんだったと気づいたとき、
軽くショックを受けました。

私の中にあった、今までの吉永小百合像が、一気に崩れたからです。

◆◆◆

幼い頃から、女優の仕事で家族の生活を支えて来られた小百合さん。
お母さまの束縛が強すぎて、親子関係は悪化。

そこから逃れるためには結婚しかないと、28歳の時に、15歳も年上の
テレビディレクターと、家出をして結婚。

結婚式も、友人宅でたった数名で行われたそうです。
先ほどの座頭市への出演は、その4年後です。

台本は間に合わず、勝さんの指示に従って、なんと、即興で演じた
のだそうです。

勝新太郎さんは、女性を美しく撮るのが上手い監督さんでも
あるんですよね。

当時の小百合さんは、親の庇護を離れ、一人前の女優になるために、
捨て身で闘っていらしたのでしょうね。

壮絶な美しさは、そういう背景があったのかと深く納得しました。

それで、肝心の声なんですが、相当、男性的なんです。

ビックリしました。
かなり闘争心が強い感じ。

あのたおやかな容姿に似つかわしくないくらいの、闘っている人、
頑固な人、妥協しない人の声だと感じました。

ちゃんと聴いてみないと、わからないものですよね。
そして、かなり鼻にかかっています。

それが、色気や女性性を感じさせる要素にもなっていますので、
男性性の強い声を、多少の鼻声が中和している感じです。

身体も、相当な勢いで鍛えておられるようですよ。

ストイックな女性闘士。
という印象です。

時たま漏れ聞こえてくる、現場での気遣いや、驚くほど細やかな心配りも、
きっと女性的な繊細さからというより、現場を心地よく動かして行くための
リーダーシップを発揮しておられるのだと思います。

そんな、容姿と声のギャップも、素敵だと感じますが、何よりも、話される
日本語の美しさ。

世代が上の方々が、凛とした姿勢で美しい日本語を話されていると、
心から尊敬できます。

新しい時代の、女性のリーダーシップのあり方を、吉永小百合さんの中に、
見つけたような気がしました。

たおやかなたたずまいの中に、芯の強い闘う女性の激しさを感じさせる
吉永さん。

人気を集め、長く活躍される人は、やはりご自身の持つエネルギーが、
相当強いですね。

勉強になりました。

あなたも、吉永小百合さんの声に、ききみみを立ててみてね!

(2016年11月12日配信メルマガ・呼吸の奇跡☆声の魔法より)

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