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声色ききみみずきんkowairo kikimimizukin

現代の喜劇俳優は、周囲との関わりでひょうひょうと化学反応をおこさせる、
感度抜群のセンサーの持ち主。
 ~大泉洋さんの声~


ある芸人さんが言っていました。

芸能界で生き残れる人の、第一条件。

それは、「かわいげ」。

かわいげのない人は、どんなに実力があっても、生き残れないのだそうです。

私、「かわいげ」という言葉で、思い浮かぶ人がいます。

40代の男性なんですけどね・・・

◆◆◆

北海道が生んだ、超人気者。
大泉洋さん(42歳)。

大学在学中に、北海道テレビの深夜番組に出演し、ブレイク!

2005年の東京進出で、一躍全国区に躍り出ました。

現在、NHKの朝ドラ「まれ」では、情けないお父さん役を熱演中。

次回の大河ドラマにも、出演が決定していますね。

憎めない、不思議な味わいのある方です。

さて、声もとっても個性的。

芯の感じられない、ひょうひょうとした音声と語り口は、
顔の骨格や歯並びの影響もあります。

面長ですしね。

面長だと口の奥が広くなるので、前に出すエネルギーが控えめな時は、
声がこもり気味になります。

そして、鼻にかかっていて平たい。

それが、気弱さや優柔不断さや、ずるがしこさや、情けない感じを醸し出す時には、
良い味わいになるんです。

それでいて、
テンションが高めの演技の時は、唇を前につき出しノドの奥も開いて、かなり柔軟。

前に押し出す(伝えようとする)力も、強く感じられます。

抑揚のある音声表現も、得意な人ですね。

さらに・・・

頭の回転が速く、軽妙な受け答えのセンスも抜群。

天才的。

一見、前に出てうるさくしゃべっているようだけど、かなり受け身でもあるんですよね。

これは、相手役との関わりで芝居をつくる、舞台経験が豊富な俳優さんだから、
なのでしょうね。

とてつもなく繊細に、相手の気持ちや、周囲の空気が読める人なのだと思います。

人を身構えさせる威圧感もなく、相手のふところにするっと飛び込めるし、
この場を確実に盛り上げてくれるという信頼度も高い。

だから周囲の人たちから、かわいがられて愛されるんですね。

一般の人が大泉さんの真似すると、たぶん、うるさがられて嫌われてしまいます。

大泉さんのような立ち位置で芝居が出来る俳優さんは、他にはいません。

◆◆◆

かつて、喜劇俳優と呼ばれる人たちがいました。

寅さんを演じた渥美清さんを筆頭に、古くは榎本健一さん。

森繁久弥さん、三木のり平さん、フランキー堺さん・・・

重厚な演技も、人を笑わせる喜劇も自在に演じることが出来る人たち。

人を泣かせて笑わせることが出来る表現力を持つ人たちは、人間の感情に徹底して
向き合っています。

面白おかしく演じていても、そこはかとなく哀愁が漂います。

生きることは、苦しいし哀しいし、難しい。

でも、笑う。
笑わせる。

哀しみと、表裏一体の笑いです。

私は、もしかしたら大泉さんは、そんな流れを継承できる俳優さんなのではないか
と思っています。

今、ふと思い出したのは、ユースケ・サンタマリアさん。

大泉さんと同世代の俳優さんで、バラエティでもドラマでもご活躍です。

ユースケさんも、哀愁を感じますよね。

ただ、ユースケさんの哀愁は、冷たくダークで重さもあり、ちょっと狂気。

一方、大泉さんの哀愁は、優しくて温かい色合いで、軽くて、なおかつ寂しげ。

そんなイメージです。

今度、大泉さん出演のドラマを観る時は、セリフのちょっとした「間」や「仕草」、
受け身の芝居の時の、「たたずまい」などを注目してみて下さいね。

他の人には真似できない、独特な雰囲気があります。

この存在感も、愛される要因のひとつだと思います。

きっと、素の大泉さんは繊細で思慮深い、静かな人なのでは。

かわいげがあり、愛される男性の声は、周囲との関わりで化学反応をおこし、
変幻自在な表現を生み出す出色のコメディアンボイスでした。

あなたも、大泉洋さんの声に聴きみみを立ててみて下さいね。

(2015年8月23日配信メルマガ・呼吸の奇跡☆声の魔法より)

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