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あなたを輝かせるステキな声の育て方

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声色ききみみずきんkowairo kikimimizukin

有るべき姿のために闘い続けるサムライの声は、繊細で色気漂う。
-イチローさんの声-


現在、ニューヨークヤンキースでご活躍の、イチローさん。
今年、41歳です。

運動選手に多いのは、必要以上に硬い筋肉が付き過ぎて、
甲高く不自然な声になった人。

声帯周辺の筋肉が硬くなることで、ノドが圧迫されて、
声の自由度が奪われるんです。

でも、イチローさんの声にはそれがない。
声の響きが、とても柔らかくて繊細です。

硬くて重い筋肉ではなく、しなやかで質の良い筋肉に恵まれている
おかげなのかもしれません。

それに180cmの長身ですし、声が身体全体に共鳴しているので、
音が深いんです。

きっと、すぐ側で声を聴いていると、声の振動が身体で感じ取れるはず。

それは、ゆるぎない「説得力」につながる要素だと思います。

ただ、奥歯のあたりに強い負荷がかかっているように感じます

もしかしたら、瞬発力を発揮する時に、強く噛みしめているのかも
しれませんね。

でもそれが、声の自由度を束縛する要素にはなっていません。

演技やCMでのナレーションも巧みで、驚かされます。

ずば抜けた身体能力と共に、表現力を持ち合わせている人ですね。

かなり「色気」も感じる声ですよ。

若い時の声にある、ピリピリとした緊張感が、30代後半から薄れて、
40代に入ってからは、柔らかな雰囲気に変化してきました。

ご自分と、濃密に向き合い続けた結果、弱さも痛みも、脆さも苦しみも、
充分に経験し、受け入れることが出来た人の声。

それが、何ともいえない「色気」につながっているような気がします。

◆◆◆

お昼ご飯に、奥様のカレーを食べる。
何年も何年も、同じメニューで、必ず。

普通、飽きます。
でも、変えない。

同じDVDを、20回でも30回でも観る。
それも、変えない。

イチローさんは、「変えない」ことを、徹底しています。

他の選手のバットやグローブには、絶対に触らないのだそうです。
自分の手に、違う道具の感触が残るのが、嫌なのだとか。

鋭敏な感覚ですね。

朝起きてからの行動も、練習のメニューも、ずっと同じ。

そういえば、以前読んだ、古武道の本に書いてありました。

同じことを毎日続けていると、かすかな空気の変化にも敏感になると。

きっと、脳が「いつもと何か違う」ということを、キャッチしやすくなる
んでしょうね。

でもそれは、センサーを常に研ぎ澄ませていないと無理です。

イチローさんの変えないという姿勢は、停滞や、硬直とは無縁の、
とてつもなく鋭敏な感覚を維持するための、能動的に繰り返す行為。

その感覚の鋭さが、野球の技能には不可欠なのでしょう。
武道の達人のようです。

インタビューの音声も、トーンも「変わらない」んですよね。

感情を露わにすることは、滅多にありません。

タモリさんも、変わらない人なんですが、タモリさんの場合、
相手の存在をゆったりと受け入れつつ、自分は変わらない人。

イチローさんは、まず自身の意図する「イチロー像」が明確に
存在している感じ。

客観的に自分を見据えながら、あるべきイチロー像を徹底的に貫き、
変えないことを選択している人だと感じます。

どちらも、スゴイんですけどね。

お二人に共通しているのは、強烈な美意識でしょうか。
バッターボックスに立っているイチローさんは、美しいサムライ
のようです。

そんなイチローさんが、プロ野球選手イチローでなくなるのは、
奥様や愛犬の前だけなのかな。

その声はきっと、感情の起伏も激しく、少年のように無邪気で、
開けっぴろげ、かつ繊細で傷付きやすい声なのだろうなと思います。

野球選手としての死が近いことがわかる。 
その時を、出来れば、笑って迎えたい


と語ったイチローさん。

草野球を夢中で楽しんでいた幼い頃の感覚に、いつか、
戻って行かれるのでしょう。

そんな穏やかな声を、いつか聴いてみたいと思いました。

あなたもききみみを立てて、イチローさんの声を
よ~く聴いてみてくださいね!

(2014年6月12日発行メルマガ・呼吸の奇跡☆声の魔法より)
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